私の家には、Amazonで1万円程で購入した安いギターがあります。小さく軽くて、さっと弾く分にはちょうど良いのです。しかし、実家には私が昔、使用していたMartinのギターがあります。こちらを弾くと明らかに音の違いがあることに気づきます。
ギターはずっとそばにある生活を送ってきたのですが、音の違いを意識するようになったのは30歳過ぎたあたりからです。そうすると、エレキギターはどうなんだろうと疑問が湧いてきて、トランジスタアンプと真空管アンプの違いをまとめたいと思いました。実は、今でも私は良くわかっていないので、備忘録になればと思い書いています。
今はあまり使用することがなくなってしまったのですが、バンドの練習スタジオには必ずRolandの「JC-120」とマーシャルのアンプがありました。私はJC(JC-120のこと。以下JC)を使用していました。それは、歪んでいないクリーンな音が出てくれるからです。つまり、エフェクターがいくつもあっても音色が作りやすかったという理由があります。一方、マーシャルの方は最初から歪んでいて、エフェクターの調整がしずらいのです。クリーンな音に響かせるリバーブエフェクターをかけたい時は、マーシャルでは難しかったのです。
※順番にJCとマーシャル
ここで両者の違いは、JCがトランジスタアンプ、マーシャルが真空管アンプです。どちらも音を増幅させる装置には変わりませんが、トランジスタと真空管について書いていきます。
トランジスタとは
「トランジスタ(英: transistor)とは、電子回路において、信号を増幅またはスイッチングすることができる半導体素子である。」(wikipedia)
トランジスタとは半導体の構成要素であり、電気の流れをコントロールしたりON/OFFにしたりすることができます。トランジスタはNとPと言う半導体から出来ており、NPN型やPNP型と言われるものがあり、このNとPの間を流れる電流を調整することによって音の増幅を制御して、アンプの音量をあげるなどを行なっています。電流の流れは専門的なので割愛しますが、真空管よりも小さく、現代ではスマートフォンなど様々な製品にに使用されています。歴史で言うと真空管の次に普及していきました。
真空管とは
「真空管(しんくうかん、米: vacuum tube、英: radio valve)とは、内部を高度な真空とし、電極を封入した中空の管(管球)のことである[1]。陰極から陽極に流れる電子流を制御することによって増幅、検波、整流、発振などを行うことができる[2]。」(wikipedia)
真空管内のカソードと言う部品を温めることによって電子を放出を行い、それを調節することによって、音を増幅しているようです(本当はもっと複雑です)。真空である理由は、酸素が入っているとこの電子の移動がうまくできないことにあるようです。
2つを比べると音の違いが出てくる
なんで真空管は歪んでしまうのか、真空管は音を増幅させる程、倍音が増えていくようでそれがアンプの歪みにつながっているらいしです。真空管は「温かみがある音」と表現されたり、「丸み」「粘り気」のある音と表現されています。対照的にトランジスタアンプは、「固い」「バキバキ」した音と表現されます。確かにJCは音が硬い印象がありました、私には「胸にドン」とか「トン」とくるような聞こえ方が印象に残っています。マーシャルは「ジャ〜」とか「ジュワ〜」かなぁ。まぁ、人によって色々ありそうですが、今後は意識して聞いていきたいと思います。
↓1万円ほどのアコースティックギターも、結構、重宝しています。いつでも気軽に演奏できることはとても良いことです。
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